月光町 フクロウものクラブ

   1..フクロウ(Wikipedia) 3.東京都青栴市での生息及び繁殖状況
     (補足1)日本に生息する亜種
   2.フクロウの鳴き声
フクロウ   東京都のレッドリストでは、西多摩地区で絶滅危惧Ⅱ類(VU)とされています。


 
1.フクロウについて(補足1)
  
日本に生息する亜種
日本鳥類目録改訂第7版では、日本には4亜種が生息するとされています。
亜種エゾフクロウ Strix uralensis japonica
亜種フクロウ Strix uralensis hondoensis
亜種モミヤマフクロウ Strix uralensis momiyamae
亜種キュウシュウフクロウ Strix uralensis fuscescens
しかし、Clementsの鳥類リストやKönig & Weick(2008)などには、亜種モミヤマフクロウは記載されていません(IOCのリストには記載あり)。日本付近は各亜種の分布が複雑に入り組んでおり、亜種を再検討する研究も行われています。ここでは、König & Weickの亜種区分に従うことにします。
亜種エゾフクロウ Strix uralensis japonica 北海道
亜種フクロウ Strix uralensis hondoensis 本州北部・本州中部
亜種キュウシュウフクロウ Strix uralensis fuscescens 本州西部・本州南部から九州
東京都付近に生息するフクロウは、亜種フクロウか亜種モミヤマフクロウか意見が分かれるところです。将来的な見通しを踏まえると、”亜種モミヤマフクロウ”は使わない方が良いかもしれません。
 
(2014年3月 記す)    
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2.フクロウの鳴き声(亜種フクロウ)
  
鳴き声の種類は多いですが、「 ホゥホゥ ゴロスケホッホゥ 」という鳴き声がよく知られています。
 【♪】オス
雌も同じような抑揚で鳴きますが、声がかすれて、ピッチが高くなります。
 【♪】メス (背後でホホホホ…と聞こえるのはオスの声です)
  
   スペクトログラム
  
フクロウの様々な鳴き声をこちらで聞くことが出来ます。
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3.東京都青栴市における生息及び繁殖状況
 
①生息状況

 冬になると、丘陵地や山地で雄の鳴き声を聞くことが多くなります。

 声が聞こえる地点数から考えると、それなりの個体数が生息していると考えられます。でも、どれくらいの数が生息しているのかは分かりません。

雛の巣立ちを
確認した営巣地数
2003 1  巣箱
2004 0  
2005 1  樹洞
2006 4  巣箱、樹洞2、不明1
2007 0  
2008 2  巣箱、不明
2009 4  巣箱、樹洞、不明2
2010 0  
2011 1  不明
2012 3  樹洞2、地上1
②繁殖状況

 生息状況同様、繁殖状況もよく分かっていません。
 特にフクロウの繁殖状況を調べているわけではありませんが、参考までに各年に観察した繁殖成功営巣地数を右表に示します。

 ここでは、偶然に巣立ち雛を見つけて、繁殖の成功を把握したという例がほとんどです。実際には、もっと多くの営巣地で繁殖しているはずです。
  
フクロウ地上巣
 一般にフクロウは、樹木の洞や巣箱を利用して営巣することが多いようですが、タカやカラスの古巣を利用したり、切り株の上、岩のくぼみ、建物内、地上で産卵することもあります。

 青梅市内では、2012年、地上で産卵し、雛が巣立った事例が確認されました。巣はヒノキの根本にあり、巣内にはキジバトの羽が散乱していました。右写真の矢印の先の白い塊がフクロウの雛です。

襲われた親フクロウ
 他の鳥の古巣を利用した場合や、地上で営巣した場合は、巣が天敵に襲われる可能性が高いと考えられます。

 2014年、地上巣で、抱卵中(または抱雛中)だったと思われるフクロウの羽根が散乱していました。羽根の状態から、タカに襲われたと推測されます。
   
  営巣林で巣を見張る親   最も神経を使う相手は、やはりカラス?
    
  巣立ち間もない雛   森の入り口で車のヘッドライトに照らされる巣立ち雛
 
 
  
 
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